先週は、上場企業の５Ｓ・ＶＭ活動の推進支援のコンサルティングと私が社外役員を務めている企業の株主総会に参加してきました。やはり、中小企業と上場企業の違いにガバナンスの差を感じます。

企業のガバナンスとは、株主の意向に沿った会社の活動を健全に保つように会社をコントロールするための努力であり、企業統治と一般的には訳されます。

その視点の１つには、「不祥事の防止」があるのですが、実はこの２つの企業が実施している５ＳやＶＭはこれらを防止するためのツールとして、有効です。５ＳやＶＭに問題点を顕在化して問題解決する体質づくりという本質があるからです。

また、ガバナンスのもう１つの側面として、「事業の活性化」があり、これもＶＭを使って、方針・目標を推進させることや事業の課題等を見え、進化させていくことができるのです。ガバナンスはこれからも日本の重要課題であり、５Ｓ・ＶＭを使って強化していただきたいと思います。