現在の厳しい経営環境下、製造業において利益をあげていくためには、フレキシブルな生産体制を確立することがより必須条件となってきています。そのための第１条件として生産システムの基本的要件を整備することが大切です。

生産システムの基本的要件には、４つあり、１つ目が「５Ｓができている職場にすること」、２つ目が１人でいくつもの作業ができる「多能工化」を目指すこと。

３つ目がより「小ロット」でモノを流すようにすること。小ロットで流すことで、リードタイム短縮、在庫を削減できていきます。これは、工場でなかなかできている企業が少ないのが現状です。

４つ目が営業も含めた「生販一体化」の推進です。これらをすべて整備できなくても推進できていれば、受注の低下にもかなりフレキシブルに対応できているクライアントが結構あります。是非、生産システムの基本的要件が整備されているか確認してみていただければと思います。