不必要な情報を極力末端に流さない!
工場の製造現場のコンサルティングをしていると、先の生産日程計画を伝えている管理者・監督者に出会います。情報を末端に流すのは一見して良いように見えますが、実は現場を混乱させる原因にもなります。
先の生産日程計画を作成して、現場の作業者に伝えたとします。そうすると生産状況と負荷状況が見えるので、自分たちで勝手に先行生産させたり、自分の有給休暇のために、生産を急いだりすることが起きていきます。
その結果、標準作業どおりの作業をせずに、不良が出たりとさまざまな問題が発生していきます。作業者には、今日必要な作業予定を伝え、その作業予定を予定時間どおりにきちんと作業をさせることが大切です。
工場の作業者には常に直近の正しい生産計画と情報のみを伝え、先行きの不正確な生産計画と情報については、伝えない。
「不必要な情報を極力末端に流さない!」ことを徹底させていただきたいと思います。
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