今週は、あるクライアント企業が８月より、新しい期ということで今期の経営方針を主要メンバーで確認していきました。経営方針は企業経営を行っていく上で極めて大切なもの、今期やるべき指針や具体的な活動計画を表したものです。

経営方針の策定では、基本方針に基づいた重点活動項目やその具体的内容の設定。さらにその方針が達成しているかどうかを計る管理指標や目標値の設定を行っていきます。

予算策定では、製品別売上高の設定、その裏付けとなる顧客先別の売上高や経費の策定など、きめ細かく策定していくことが必要です。今回のクライアントでは、今まで経営方針書を策定したことがなく、経営活動を場当たり的な対応で実施していたとのことです。

国や自治体の動きを見ると、きちんとした基本方針がない。活動項目が具体的でなく、何をすればいいのか不明確なところがあります。企業経営も同じです。きちんとした経営方針を策定して実行していくことがコロナ渦の中で求められていることと思います。