今月は、５ＳやＶＭの現場をコンサルティングで見ることが多いですが、５ＳＶＭが進捗するかしないかは、管理者、監督者のリーダーシップが重要であることを垣間見ることができます。ズバリ、リーダー次第で決まるということです。

企業における管理・監督者のリーダーシップとは、自らの役職の役割・使命によって与えられた業務の方針や目標、目的を達成するために、メンバーを巻き込んで引っ張っていくことです。

組織の長として経営方針・目標を達成していくためにリーダーシップは重要です。このリーダーシップを発揮するためには、自分自身のマネジメント能力、人間性、環境条件などいくつかの条件が備わっていることが必要です。

この条件には、信頼感、動機付け、説得力、目的・意図の明確化、状況判断の適切さと判断力・決断力、良好なコミュニケーション、人間性といったものがあります。５ＳＶＭは、これらが現れているかどうかがわかる、また、身につけていくことができるツールです。メンバーのリーダーシップを向上させたい企業は是非、５Ｓ、そしてＶＭを活用していただきたいと思います。