昨日は、福島県である工場の５Ｓ活動支援のコンサルティングに行ってきました。前日に前泊したのですが、朝方、大きな揺れを感じて起きました。結構な揺れでホテルのエレベータなども復旧に時間がかかりました。

今、５Ｓを導入している企業では、安全と防災を意識した５Ｓ活動に取り組んでいる企業が多くなりました。整理、整頓、清掃の実施、その中で能率の向上や在庫の削減など原価低減になる５Ｓの実践だけでなく、環境や安全など一見業績に関わららないと思っているところに着眼しているということです。むしろ、そこに着眼した方が企業経営の安定につながるということだと思います。

今日訪れた工場では特に問題はありませんでした。２直ですぐにその企業の社長や工場長が工場に直接状況を把握して適切な判断をしたとのことだそうです。日頃の５Ｓ活動が活きている証拠です。

今日訪れた工場では、さらに安全パトロールなどもをさらに５Ｓ活動を通じて充実させる。例えば、そこは物流倉庫が広くあり、多くの製品在庫や材料在庫を保管しているので、その荷姿を安全面で工夫した整頓を行う。それを維持できるチェックリストを作って定期的に点検するようなことをアドバイスさせていただきました。「安全対策を常に考える」、５年前の震災を忘れずに５Ｓ活動等の手法を使って、製造工場の安全を皆で考えた１日でした。