今から１０年以上前ぐらい、ニューヨークにうちの妻とともに何度かベースボールを見にいきました。松井秀喜さんのいるヤンキース対イチローさんのいるマリナーズです。そこでは、５ＳＶＭのヒントとなるものを見つけることができたことを覚えています。

それはイチローさんや当時ヤンキースのキャプテンだったデレク・ジータさんのルーティンです。試合前の練習風景や試合の中で感じることができます。決まりきった日々の動作を行うことで成果を出す。５ＳやＶＭの活動も日々の作業・仕事の中にいかに当たり前のように組み込むことが大切です。

５Ｓ活動が進んできた段階での「忙しくなって５Ｓができなって職場の整頓が乱れてしまいました」、また、ＶＭボードの前でマネジメントを行うことがおそろかになってしまうケースなど良く見受けれます。忙しいからこそ、５Ｓを行う、ＶＭでマネジメントを行う。これが重要です。

日々の仕事の中では、急な仕事が入っているなどどこかでリズムが狂わされ、自分のペースでできないことがあります。５ＳＶＭを自分のルーティンに組む込む。「小さな積み重ねが大きな成果につながる。」１０年後もおそらく現役でいるだろうなとニューヨークで見た当時も思いましたが、イチローさんは４２５７安打という形で改めて教えていただいたと思っています。