最近、５Ｓ活動や問題解決の研修で女性リーダーが参加するケースが多くなっています。数年前に比べると圧倒的に多くなっています。女性活躍推進法が平成２７年に国会で成立した背景もあるかもしれません。

実際、５Ｓ活動、改善提案、ＫＹＴ活動などでは、女性の方がいい案を出すことが多いという管理者の方もいらっしゃいます。もともと家庭で整理、整頓をしている。また、日本の悪しき慣習で、事務所の掃除は女性がするものだということなども影響しているかと思います。

事務所では、清掃はもちろんのこと、書類や伝票類の整頓では、受付前、今日中処理、今週処理など決めこまかく、仕掛ボックス内で分けることによって、仕事の漏れや仕事がスムーズに行く工夫がなされています。時短などで帰られる女性にとって、本当にムダなく仕事を進める工夫がなされているのです。

製造現場でも、女性だと重いものを動かすことが負担の場合や背が届きにくい場合など、腰を降ろす必要のない台車をつくることやものの位置の工夫など男性も気を使って、５Ｓを行うことをされたりします。女性がいると安全面や職場環境面が良くなるという効果がある。今こそ、５Ｓ活動で女性リーダーに活躍の場を与えていただくことをおすすめしています。