先週は、栃木県にある工場の５Ｓ活動推進のコンサルティングに行ってきました。すでに１年以上、５Ｓ活動を推進されて、多くの部門が改善されています。あとは、これを維持管理、さらに発展させていくことが必要で、その講義もさせていただきました。

５Ｓ活動は、整理、整頓、清掃までが行為として行うものであり、清潔は３Ｓを繰り返して行うことで、これを絶え間なく行っていくことが大切です。もう１回、整理、整頓、清掃を３カ月で見直してみよう。整理の基準を見直し、工具類をもっと減らせないか？

整頓での置き場、置き方、表示のやり方を見直せないか？清掃基準ももっと故障低減につながるものにならないか？常に３Ｓで推進したものを見直していくのです。これをやり直しと思う人がいたりしますが、そうではなく、「改善」ということなのです。

今回、訪問した会社は、３カ月ぶりの製造現場でしたが、それが出来てきている様子が伺えました。ただ、油断してはいけません。企業体質は、ちょっと手を抜くとすぐに戻ります。５Ｓを推進している会社は、５Ｓを維持、進化していくための「清潔」をきちんと実施していただければと思います。