5SとVMで新たな販売方式を確立しよう!
5S活動は、作業効率の向上、コストダウンなどの効果しかないと思われる方が多いかも知れませんが、そんなことはありません。顧客を工場に連れてきて、商談の場に変えることによって、QCDの状況を体感してもらい、受注の場にしていくことができる活動です。
顧客の会社に出向き、会議室で商談を進めるのが一般的な営業活動のあり方だと思います。そこでは、受注に向けて、商談が進み、プレゼンテーションとなると、資料を作成するだけで膨大な時間がかかり、説明にも多くの時間がかかってしまうのが通常です。それでもスムーズにいけばいいのですが、プレゼンテーションだけでは、なかなか自社や自社製品の魅力が伝わらなかったりして、思うように商談が進まないことも多いかと思います。
そこで、自社の魅力を十分に理解してもらうため、自社の工場に来場していただき、モノづくり、管理体制とくにQ(品質)C(コスト)D(納期)を体感してもらうのです。そのための徹底した5S活動、VM活動は重要です。すなわち、「こんな工場ならば、仕事をお願いしたい」という「顧客に感動を与える魅力ある工場づくり」を行うことで受注を決めていくのです。
この販売方式は、大企業ほど、ブランド力がない中堅・中小企業では非常に有効です。営業と工場側とが連結して、新たな販売のやり方の改革を図る。マーケティング・イノベーションのための着眼点です。5S・VM活動で、「工場誘導型販売方式」を確立する、新たな販売方式を生むことにチャレンジする組織体質にどの企業もなって欲しいと思います。
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