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5Sで統一感を出すことは個性を失うことではない

昨日も四国での5S活動推進のコンサルティングを行ってきました。我々の5Sのコンサルティングでは、部門ごとに何を持つか、どのように置くか、清掃はどのようにするかなど、基準を決めて、5S活動を推進することを指導させていただいています。

そのように進めていくと、良く出る言葉が、「それは、一人ひとりの個性を失わせるのではないですか?」とかいう質問です。例えば、事務所では、「私は、この事務用品を持ちたい」、運送部門では「車の中や工具箱にはこれを持ちたい」などの意見です。工場内などの服装もそうです。

会社、組織、リーダーが決めた(または決めようとした)ルールに従わないことです。でも、サッカーや野球などで、日本代表のユニフォームを着ない、監督の言ったことに従わない人がいるでしょうか?そして、従った人が個性がない人なのでしょうか?

そのようなことは決してなく、チームの方針やルールに従いながらもいいプレイや個性を発揮している選手を多く見受けられます。5Sで統一感を出すことは個性を失うことではなく、組織力をあげて一人ひとりの力を逆に引き出すことだと思っていただきたいと思います。

 

 

2016/12/21 | 五十嵐 諭 | 5S・VM

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