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5Sで工程が見えるようにする

昨日から四国へ工場の5S活動支援のコンサルティングにきています。工場が3つあり、各工場での進み具合に差があるものの整理が進み、整頓に入ってきています。整頓では、工具類の整頓などの分類表示だけでなく、工程等が見える位置表示を行うようにしています。

整頓の定義は、「要るものを所定の場所にきちんと表示して置くこと」でありますが、そこでは徹底して表示をしていくことがポイントです。その中で、一見、備品類の表示や工具類の表示には目がいきますが、工程を見えるようにしていくことに気づくケースは少なかったりします。

「石灰工場」では、焼成・選別などの工程表示、「リサイクル工場」では、解砕や破砕などの工程表示を徹底して行うことができてきています。「工程の流れ」が見えることで、いかに早く「流す」ことを考えるようになります。製造現場では、1つの工程で早くつくることよりも、早く「流す」ことが重要なのです。

これにさらに、仕掛品が見える。加工前なのか、加工後なのかなどの状態別表示を行う。これによってさらに停滞が見え、工程の改善の糸口が見つかってくる。5Sの手法を使って、工程が見えることを行っていただければと思います。

 

2016/11/25 | 五十嵐 諭 | 5S・VM

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