本日は、洋菓子工場でフレキシブルな生産システムを構築していくための多能工化推進の指導を行ってきました。多能工化は、生産システムの基本的要件の一つであり、これを整備していくことは極めて重要です。

多能工化とは、１種類の仕事しかできない単能工、専門工を計画的に教育訓練することによって、何種類かの作業ができるように養成していくことです。多能工化の必要性・メリットに少数精鋭体制の実現。１人多工程持ち。

仕事量に対する能力のアンバランスの解消。欠勤やある工程の遅れによる納期遅延の発生防止。チームワークの向上。そして何よりも「社員の潜在能力の発掘」があります。管理者側で従業員の方たちが成長するチャンスの場を与えることが大切です。

この工場は、５Ｓ活動を徹底的に推進することでムダが省けているとともに、多能工に対しても少しづつ進め、フレキシブルに対応できています。さらに徹底度をあげるために「スキルマップ」等の精度をあげていく。そのための本日のコンサルティングでした。今後が楽しみです。