製造業以外の5S
5Sは製造業で発祥したマネジメント手法ですが、今やその考え方・思想は製造業以外にも適用でき、流通業やサービス業や外食産業など幅広く活用している企業も多くなってきています。ただし、まだまだ多くの業種で取り上げられるケースが少ないので、事例をあげてその効果を簡単に説明します。
製造業以外の方は、5Sそのものを知らない方もいますし、「5Sはうちには適用できないなあ」という方もいらっしゃいます。そんな中でも熱心に取り組んでいる企業も少なからずいらっしゃいます。現在お手伝いしている企業の中にはIT関連の企業がいますが、働く場所は製造現場はもちろんなく、5S活動対象現場は、自社の事務所と他はお客様の事務所の中で5S活動を導入して実施されています。
一見、「ITで5S?」と思うかも知れませんが、5Sの思想を理解すれば十分成果があげれる活動が推進できます。整理とは、「要るものと要らないものに区分して要らないものを処分する」ことですが、これを「情報」という観点で改善を進めていくと本当に必要な情報だけになりそれを管理することで、情報のセキュリティマネジメントレベルが間違いなくあがります。
この企業では情報のISOであるISMSの審査官からもグッドポイントをいただけるレベルになっただけでなく、さまざまな問題点を顕在化してその対応策の実施を通じて問題解決能力に優れた組織になっています。5S活動の目的を「社員の規範意識の向上と企業風土の改革」と理解されて推進した成果だと思います。是非5Sの本質を理解していただき「本当の5S」に取り組んでいただきたいと思います。
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