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色彩感覚を取り入れた5S

本日は、多品種少量受注生産の工場の現場を訪れました。製造業では、かつてのフォード生産方式のように単品の品物を連続的に流すような生産方式はほぼありません。常に受注の変動に極力在庫を持たずに生産することが必要であり、そのための製造現場の5Sは重要です。

そのための一つのポイントは床に色彩感覚を取り入れた5Sの中の整頓をすることだと思います。通路は、黄色い線、青は設備の線、白は仕掛品、赤は不良品や不適合品などと色によって区別することです。

特に中小・中堅企業の場合は大手企業の下請けで、内示で生産指示が来ても、その通り確定指示が来ることが少なく、変化に対応すべく、常に状態を見える化することが重要だからです。その他、危険場所の表示や安全喚起なども色を使った表示をしていくことが現場をより安全にする。また、働く環境が良くなり生産性があがっていきます。

よく、テープやペンキの色が統一されていない工場に出会います。整頓での表示はいいことですが、一歩進んで、色彩感覚を取り入れた5Sを行うことでより良い現場がつくられていくことと思います。

 

2017/02/13 | 五十嵐 諭 | 5S・VM

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