自動車部品メーカーの5Sのポイント
自動車業界は、日本また世界の経済を支える非常に重要な業種であります。その裾野は長く、自動車メーカーを筆頭にティア1、ティア2といった部品を供給するサプライヤーが大変多く、また多くの企業が5Sに取り組んでいます。
ただし、基本といわれる5Sに関しても徹底的に取り組んでいる企業がどれだけあるかは、ちょっと考えさせられるかと思います。製造現場を中心に整理、整頓、清掃を実施されていますが他の業種と同様に基準に沿った5S活動が推進されているかこの業界の方は確認してみていただければと思います。
整理で必要なものだけにすることは当然で、さらに整頓ではいかに「モノが停滞せずに同期化して流れる」ことに着眼することがポイントです。清掃では、自主保全につながるための清掃がどれだけできるか、また品質向上につながる清掃の実施も重要です。
さらにティア1クラスで重要なことは、設計・開発、生産技術、購買、生産管理、品質管理、経営管理、そして営業含めた管理・間接部門の事務所の5Sができているかに着眼することです。できていない会社が多く、新車開発など重要な仕事に影響を与えることも少なくありません。原価低減に非常に厳しい業界。どこまでこの5Sを徹底できるか重要なことと思います。
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