物流現場の5Sとは
物流とは、物的流通を略した言葉です。物的すなわち、「物」を生産者から消費者へ引き渡すことです。そういう意味では物流現場は、まさに5Sの対象となる場所であるといえます。製造現場、事務現場とともに、物流センターなどの5S活動に取り組む企業もあり、私も物流現場での5S活動推進支援のコンサルティングを行うことが多々あります。
物流機能には、輸送(配送)、保管、荷役、包装、流通加工といった5大機能があります。物流現場では、それらの機能を向上させるための、5S活動を推進していくことが必要です。例えば、保管機能向上のための、倉庫内のロケーションマップの作成、所番地や商品の表示といった5Sの中の整頓の実施などです。
また、荷役機能向上のための5Sでは、入荷置場、出荷置場の整頓とともに、入荷の流れ、出荷の業務のフローを作成していくことなどを行ったりします。それと同時に伝票の流れも見えるようにするといった商品だけでなく、書類の整頓の実施なども5S活動で実施していきます。これらを行うことで、作業効率、スペース効率の向上、ご出荷の撲滅、出荷リードタイムの短縮などたくさんの効果が出ていきます。
今日頼んだものが、今日届くサービスなどを体感している方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。物流を強化するということは、企業の競争力をあげる一つの重要なファクターになってきていることだと思います。そのための「物流現場での5S」、いいツールだと思って、物流現場の5S活動に積極的に取り組んでいただければと思います。
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