５Ｓについて学ばれる方は、企業経営にたずさわる方、そこで働く管理者、一般社員の方さまざまいます。最近では、ある経営者の娘さんである女子大生の方も５Ｓを学ばれているようです。現在大学で環境を専攻され勉強されているようですが、５Ｓと環境の結びつきは深く、この着眼点は非常に素晴らしいと思います。

５Ｓ活動を推進することで、例えば、整理による「いらないものを出さない」ことでゴミを減らす工夫ができる。「オフィスのムダな電気をこまめに消す」ことで省エネルギーにつながる。このように５Ｓ活動の実施により、地球環境保護に配慮することができ、企業でもＩＳＯ１４００１やエコ活動などと絡めて、５Ｓを取り入れる会社もあります。

また、５Ｓ活動の実施で仕事の効率化、品質の向上、職場の衛生環境の向上など、女性が活躍するための多様で柔軟な働き方ができる環境づくりができる。すなわち、長時間労働を前提とする働き方から、限られた時間で効率的に働く職場づくりが５Ｓの手法を使ってできていくことと思います。

政府が掲げる「環境ＯＤＡ」、１億総活躍プランの中の「女性が活躍できる環境を」を我々はこれから実現できる社会を皆で作っていかなければなりませんが、このような女子大生のような若い方がいればまだまだ日本も捨てたものじゃないと思った今日この頃でした。