印刷業の5Sとは
昨日、我々がお手伝いしている総合印刷業の会社で「5S・VM活動の見学会」を実施しました。多くの方が参加され、参加者の方たちは、皆、感心されて、帰っていかれました。印刷業界は、10数年前より、市場規模が2/3になっている非常に厳しい業界です。そこでの5Sはどのようなものでしょうか?
印刷業の5Sというと、オフセット印刷などの紙を刷っている製造現場だけの5Sを思い浮かべられるかもしれませんが、それだけではありません。企画から、デザインや設計にあたるプリプレス、校正、加工・製本など工程が幅広くあり、実施すべきところがたくさんあります。
また、印刷できる体制が整っているのに、用紙が入ってきていないなどの問題が起きたりするので工程管理部門での実施。顧客とのやり取りが品質・納期にも影響する営業部門などでの取り組みなど会社全体で成果を出すための5Sが必要です。他にも、環境や個人情報などの視点での取り組みも行ったりと本当に幅広く実施することが必要です。
これらをうまく実施していくためには、個別的活動にするのではなく、すべてを一元化・包含化していくことがポイントだと思います。そのための5S活動、そしてこの会社ではVMにも、すなわち、5S・VM活動に取り組まれています。「印刷業から、情報伝達業への転換」を行っていかなければならない「乱世の業界」の状況の中で取り組む印刷業の5S活動に今の厳しい経営環境を勝ち残るヒントがあると思います。
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