昨日は栃木県にある工場の５Ｓ活動推進のコンサルティングを行ってきました。２年あまり、５Ｓ活動を推進されていますが、その効果を推し測ったところ、大きな「原価低減」に結びついているそうです。

５Ｓ活動は、工場が全社的な改善活動を展開する場合に、何をおいても最初にやる活動だと思います。ところが、経営者、管理・監督者の中では、５Ｓを掃除や美化運動として捉えていて、５Ｓの重要性を理解されていないケースが多かったりします。

５Ｓは管理水準のバロメータであり、管理レベルがあがれば、当然、収益につながっていきます。５Ｓを活用して、能率の向上、在庫の削減、品質の向上、納期の確保・短縮。これらによって原価低減と利益増大につながっていくことができます。

ここの工場の社長は、１０数年前にも私と一緒に、５Ｓを活用してある工場を大幅に収益改善されました。５Ｓの本質を知っている経営者は、「利益を生み出す５Ｓを推進する」ことができるのだと思います。