今月は、半年に１回、５Ｓ診断というものを企業の全部門で行うクライアントのコンサルティングを実施しています。５Ｓ診断とは、各部門の５Ｓの実施状況を点検チェックリストをもとに私が点数評価を行うものです。

このクライアントでは、約４０以上の部門が５Ｓ診断を受けますが、全部門にいきわたります。５Ｓは、全社的な改善活動を展開する場合、最初にやるべき活動であると常に説いていますが、ここではそれを長年実行されています。

５Ｓは単なる美化運動ではなく、管理のバロメーター、品性・品格のバロメーターとなる重要な活動です。そのため、全部門で５Ｓを推進していくことが極めて重要となります。

５Ｓ活動は経営者のトップダウンの下、全員参加で組織的、計画的に推進していくことが必要であり、定着までには時間がかかります。しかし、このことに気づいた企業は、きっといい企業風土を築けていけると思います。