今、管理・間接部門、バックオフィスといったオフィスに関わる改善・改革が必要不可欠と言われています。私は、オフィス、事務所を事務という現場であり、事務現場とも呼び、５Ｓ・ＶＭを活用した改善・改革を日々、訴えています。

事務現場で必要な３種の神器としては、まずスキルマップ。これは部門の人と作業や業務、スキルがどのレベルにあるかを表現したマップであり、多能工化、マルチスキル化を図るために必要な道具立てです。

次に、スキルアップを図るために必要な道具立てとして、業務の手順書。オフィス、事務所の場合、製造現場と比べてそもそもないケースや業務プロセスに沿っていない手順書があったりします。デジタル化にも有効なものとなるのでしっかりつくる。

３つめに、業務日程スケジュール表。どれくらいの業務時間がかかったのかが日々わかるような道具立で業務分析のもとになります。これら３つをうまく活用することで、業務の改善・改革につながるとともに働く人たちの能力もあがっていきます。