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事務所の5Sをやらない方に…

「現場」というと、一般に製造現場を指す人が多い。そして5Sも「現場のやること」、すなわち工場だけ、製造現場だけやればいいという考えの方が今だに多いのが現状です。ここではなぜ、事務所でも5Sはやるべきなのかを考えていきましょう。

企業はさまざまな問題が起きます。製造業でいうとそれは、工場の製造現場で現れることが多いです。顧客への納期遅れ、工程内不良、在庫過多、設備故障など大きい、小さいはあるものの日々問題が発生しない製造現場はありません。

そこで起きる問題点の原因は実は、「営業の受注予測が悪い」、「生産管理部門の日程の指示の出し方が悪い」、「購買部門の発注ミスによる材料調達の遅れ」など、管理・間接部門によるものが多かったりします。しかしながら、現象が工場の現場で起きるものだから、「工場は何をやっているんだ!」と自分のことは棚上げにして文句を言う方もいらっしゃいます。

このような状況を多く見受けられるからこそ、私は、問題解決を行うことができる「本当の5S」を、事務所でも取り組んだ方がいいとお伝えしています。事務所も「事務現場」という現場だということです。

各個人の机の上が書類で高く積み上がっている、会社の財産である大事な情報が入っているファイルが特定の個人に聞かないとわからない、個人の私物がたくさん置いてある、営業と工場の仲が悪いなどに身に覚えにある企業は、是非事務所の5Sに取り組んでいただきたいものです。

2016/03/22 | 五十嵐 諭 | 5S・VM

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