９月は、今週から、長年お手伝いしている受託開発ソフトウェア業の半年に１回の５Ｓ診断を行っています。対象個所は、全部で４０部門近くあり、非常に５Ｓ活動が活発化している企業といえます。

この企業は、最初は５Ｓをある部門に限定して実施し、それから、範囲を本社やさまざまな拠点に展開するようになりました。さらに、お客様である取引先の企業内での５Ｓ活動に取り組むようにもなっています。これが「オンサイト５Ｓ」というものです。

ＩＴ関連企業では、システムの保守や構築をお客様の職場の中に机やパソコンを設けていただいて、仕事を行うことが多かったりします。その中での５Ｓですから、お客様のご理解を得る努力や他の会社のメンバーがいる中で取り組みなどいろいろと気を使うことがでてきてある意味、５Ｓ推進が難しかったりします。

ただし、お客様の職場の備品を大切に扱う。職場をきれいにするなど、お客様にもさまざまなメリットがあります。また、おのずと仕事の効率、品質があがるなど、５Ｓの本質を理解さえすれば、劇的な効果を生むことができます。ある部門では、お客様も巻き込んだ活動の推進がなされていました。なかなかできないことです。「オンサイト５Ｓ」、このような５Ｓがあることも理解していただければと思います。