最近、５Ｓ活動推進支援のコンサルティングを行っている企業で、「うちの会社は、ほめて人を伸ばすようなことは今までしてきたことがない」とおっしゃっていたことが印象的でした。

どちらかというと、問題点を指摘し、怒るような風土であるそうです。また、一方、パワハラ等を気にしてか、部下を叱ることについては、苦手な管理・監督者が増えてきている企業も多いのが現実です。

いい改善をしていただいたら、現場のメンバーをほめる。人の良い面を伸ばすことは人材育成の要諦です。しかし、部下を叱ることも部下の育成につながることになる。

今、組織では世代感ギャップなどお悩みになることも多いようですが、「ほめて、叱って。フォローする」…人を動かすための方策がこれ。であることを認識していただければと思います。