「見える化」…について考えてみよう!
ビジネスを行う現場ではとにかく、「見える化」という言葉は多くの場面で出てきます。ただ、本当に理解されて使っているのかなあという場面に出くわすことが多いのも現状です。ここでは、「見える化」とは何かについて考えてみましょう。
もともと目で見る管理という言葉が主体で呼ばれていたのが、その言葉が「見える化」としてごく一般的に言われるようになりました。人によっては可視化と呼ぶ人もいらっしゃいます。言葉だけでなく、使い方もさまざまです。単に品質管理部門が不良のデータを掲示板に貼って見えるようにしていることを「見える化」と言っているケースや管理指標(KPI)などのデータを整備したことをもって「見える化」と使われていることもあります。
ここで考えたいことは、「見える化」と「見る化」とは違うとというこです。例えば、パソコンは「見る化」の道具。開いて見る意思のない人でないと目に飛び込んでこない、今起こっている問題のデータを見るにもたどっていかないとそこに到達しない。管理指標(KPI)などのデータもそうです。会議の時だけファイルを開く、プロジェクターで写す、全員に配布されたiPadで見る。まさに「見る化」の話です。
「見える化」とは、まずは正常・異常がわかるようにすること、誰もが異常だとわかって、立ち止まって、改善、改革へと導く道具立てのことを指すと考えます。ですから、5Sも「物の見える化」という「見える化」、私は、5S・VMを総じて経営改革のツールとして「見える化」であるとお伝えしています。「見える化」の本質を良く捉えていただいて、ビジネスの現場に取り入れられるときっといいことがあると思います。
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