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「見える化」で「問題を見過ごせない」状況をつくりだす!

「まったやったのか」と思った人も多いのではないでしょうか?消費者の信頼を裏切って不正を行った製造メーカー。以前も同様なことを行い、やはり、これが「企業体質・風土」かと思ってしまいます。そして、5SやVMといった「見える化」が必要なことが、再認識されます。

「見える化」というと、データをパソコン上で整備して、管理指標などの数字がわかるようになったことで、「見える化」ができたというケースが良く見られます。そしてそのデータをもとに、会議室で問題点を議論する。これで本当に真の問題点や原因が把握できていくのでしょうか?

そこでは、当事者が持ってきたデータや資料のみでしか、判断できません。また、そもそもそのデータの取り方でいいのか、現場に行けば、見過ごしている問題点や重要事項があったりすることが、見えてこないと思います。ですから、私は常に上級管理者は「現場」に行くことをおすすめてしています。

そのためには、徹底して5SやVMの活動を通して、現場の問題点を顕在化して、「問題を見過ごせない」状況にすることがポイントです。製造現場を知らない人が見ても何が起こっているかがわかる、特に異常が見えるようにしていくのです。何が起こっているかが見えて、「見識のある人」がPDCAを回せが必ず業績はあがります。そんな「本当の見える化」に取り組んでいただきたいと思います。

 

 

 

 

2016/04/26 | 五十嵐 諭 | 5S・VM

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