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5SのファイリングシステムとISO9001

5SとISO9001すなわち品質マネジメントシステムの関係性は深く、5Sを導入しながら、ISO9001を構築していくと効果的なシステムができあがります。その中で5SのファイリングシステムとISOの文書管理についてちょっとお話しします。

ISO9001の2015年度版は2008年度版と比べて、章立てが大きく変わりました。5Sの中のファイリングシステムは、従来の4.2の文書化が2015年度版では7.5の「文書化した情報」に変わり、ここと連動させることが必要です。要求事項では、一見、記録という言葉がなくなり、文書のスリム化のイメージがありますが、良く読みとると規格の趣旨は実は変わっていません。

5Sのファイリングシステムは、「書類を有効的に活用するための保管・保存から廃棄にいたるまでの体系的にシステム化した書類の管理方法」をいい、まさにISOの「文書化した情報」と一致していきます。

5Sや普段の仕事とISOは別ものと捉える方が多いですが、良く理解されると改善・改革のチャンスがあることと気づきます。2008年版のようにあまり改訂が少ないと、そこで改善を進めようとする気が起こらない企業の方が多かったですが、今回は違います。2015年版のおおきな変化をチャンスに5Sを使ってムダな書類をなくす、活きたISOを目指していただければと思います。

2016/06/02 | 五十嵐 諭 | 事務現場の5S・VM

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