5S活動は、ISO要求事項のどこにいれる?
私は、ISOを取得されたいという方には、必ず「5S活動から始めた方がいいですよ」とアドバイスしています。また、すでにISOを取得して、あとから5S活動をした会社にしても、できるだけISOのマニュアルの中に5S活動の実施を盛り込むことをおすすめしています。
なぜなら、前者の場合は、よりムダのないスリム化された例えば、「品質マネジメントシステム」ができあがる。後者の場合は、もちろん5S活動を行い、従来構築していたシステムをスリム化しながらも、5Sを活動することを社則に入れることが5S活動を維持・進化していくことになるからです。
そこで5S活動自体をやるべきこととして、どこかの要求事項に入れるわけですが、ISO9001の2008年度版では、「6.4作業環境」に該当します。内容としては「当社は、整理、整頓、清掃基準に沿った5S活動を推進し、作業環境を維持する」この一言をマニュアルに入れればいいわけです。
2015年版では、7.1の支援の中の7.1.4「プロセスの運用に関する環境」に当たるでしょう。5S活動を一過性の活動としないためにもISOを取得している会社では是非、マネジメントシステムの中に入れることを考えていただければと思います。
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