昨日は、あるクライアント企業の本社オフィス、物流センター、営業所と３カ所にわたって、５Ｓ診断というものを行ってきました。我々の５Ｓの点数評価で７０点を目指そうというものです。

５Ｓ導入当初は、このような点数評価を行い、７０点なら７０点を目標に５Ｓの状態をそのレベルのまで押しあげていくことを行ったりします。ただ、１年ぐらいでその点数をとれば、「もう大丈夫です」といって、自分達だけで推進しようと試みた企業もありますが、我々がいなくなった途端に５Ｓ活動が停滞してしまったケースも多かったりします。

人の意識と企業体質は、１年ぐらいで変わるものではなく、最低３年ぐらいは、愚直に、粘り強く、全社一丸と５Ｓ活動を推進することが必要でしょう。１年目導入期、２年目発展期、３年目定着期といった具合でしょうか。

さらに、自社でチェックできる体制づくりも必要で、定期的な自主点検、定点観察、幹部診断等、さまざまな仕掛けを施して、継続的活動を推進し、定着化を図っていくことが大切です。５Ｓ活動は、企業体質改善活動。終わりのない活動と理解していただければと思います。