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印刷業の事務現場の「見える化=VM」

営業での競争環境も電子入札など、「印刷業から情報伝達業への転換」が必要になってきている印刷業。そこでは5Sだけでなく、VMへの取組が必要になってくることと思います。また、印刷業ではISOをやめるところもあり、VMはISO9001やISO14001と連動させていくこともポイントです。

印刷業では、製本などの製造現場では、5Sに取組まれるケースがあります。しかしながら、それだけでなく、特にデザインや設計にあたるプリプレスなどの事務現場への5S活動は当然行うこととして、VM活動の実践も重要です。なぜなら、より川上の工程を見えるようにして改善・改革していくことが必要だからです。

見える方針・目標管理では、例えば1人当たり生産高を管理する指標とする。さらにそれを実現するための作業進捗管理を見えるようにする。管理する指標は、1日の消化物件数です。これをパソコンの中で見えるようにするのではなく、VMボードというボード上で見えるようにしていくことがポイントです。

さらに、PDCAを見えるようにする。その中で特にCheck Actionを徹底的に見えるようにしていく。そうすることで、例えば「内部校正」のやり方を変えて、さらに作業効率やミス低減につなげていくことが可能です。印刷業の事務現場へのVMへの取組は他業界でも参考になることがたくさんあります。

2016/07/21 | 五十嵐 諭 | 5S・VM

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